ヒトのエネルギーの素とエネルギー貯蔵システム

トライアスリート管理栄養士のTDです。

前回は消費エネルギーの種類について解説しました。

消費エネルギーっていっても色々あるんだなぁってことをご理解いただいたかと思います。

今回は「ヒトは何からエネルギーを作ってるの?」っていう内容です。

エネルギー代謝を理解するための第1歩になる内容なので、しっかり理解していきましょう!

ヒトのエネルギーの素 ~三大栄養素~

車はエネルギーを得るためにガソリンを燃やしていますが、
ヒトにとっての「ガソリン」は何になるのでしょうか?

答えは「糖質」「脂質」「タンパク質(アミノ酸)」です。

この3つは三大栄養素と呼ばれていて、ヒトのエネルギー源になります。

※それぞれの栄養素が生み出せるエネルギー量は以下の通り。
・糖質1g=4kcal
・脂質1g=9kcal
・タンパク質=4kcal

僕らは日々3大栄養素を燃やしまくっているんですが、
なんにもしなければ当然のようになくなります。

でもエネルギーを作れないと身体的には困るので、
「食事」という方法でエネルギー源を体内に取り入れているわけなんですね。

成人男性の総エネルギー消費量は個人差はあれど2500kcalくらいですが、
普段の食事で皆さんもこれくらいのエネルギーは摂取しているんじゃないでしょうか。

でもどう考えても今日食べた量少ないなぁって時もありますよね?
食べた量が少ないと、その日の活動分のエネルギーはどうするんだって思いませんか?

僕らは例え1日絶食したとしても普通に動けますし、
すぐに死んだりしないですね。これはなぜでしょうか?

その理由は、僕らの身体にはエネルギー源の貯蔵庫があるからなんです。

その日の食事で賄えなかった分は、貯蔵庫から必要なだけ取り出してエネルギーに変えています。

では、貯蔵庫にはどのようなものがあるかを見ていきましょう!

ヒトのエネルギー貯蔵庫

ヒトは体内に「糖質」「脂質」「タンパク質」の貯蔵庫を持っています。

糖質はグリコーゲンという形で肝臓と筋肉に、
脂質は体脂肪という形で主に脂肪組織に、
タンパク質は主に筋肉として蓄えられています。

身体の中のエネルギー貯蔵量は大体以下の通り(体重60kg,体脂肪率10%の場合)
・糖質:2500kcal
・脂質:54000kcal
・タンパク質:??

この貯蔵庫内のエネルギー源、どれをメインで使うかは状況によって異なります。

マラソンの時は脂質をよく使うとか
ダッシュの時は糖質をよく使うとか
有酸素運動と無酸素運動で違うとか

代謝についてよく知らない人でもなんとなーく聞いたことがあると思います。

実は運動中のメインとなるエネルギー源は運動強度や運動時間によって変わってくるんですね。

それについては他の回で解説しますね。

まとめ

ヒトにとってのエネルギー源とその貯蔵庫について理解できたでしょうか?

今回覚えてもらいたい内容は以下です!

・ヒトは「糖質」「タンパク質」「脂質」をエネルギー源として使っている。
・各エネルギー源が生み出せるエネルギーは、
 - 糖質=4kcal/g
 - 脂質=9kcal/g
 - タンパク質=4kcal/g
・ヒトは身体にエネルギー源の貯蔵庫を持っている。
 - 糖質はグリコーゲンとして肝臓と筋肉に貯蔵
 - 脂質は体脂肪として主に脂肪組織に貯蔵
 - タンパク質は筋肉に貯蔵

車がガソリンをエネルギーに変えるように、
ヒトは糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変えていることが分かりました。

では、車はガソリンを燃やしてエネルギーをつくりますが、
ヒトは3大栄養素からどういう仕組みでエネルギーを作っているのでしょうか?

次回はエネルギーを作り出す仕組み「エネルギー代謝経路」について解説します。

トライアスリート管理栄養士 TD

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